この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
このサイトでは、ノンシリコンシャンプーのメリットや疑問点などについてご紹介していますが、ここで少し立ち止まってみたいと思います。
というのも、世間的に「ノンシリコンシャンプー」というものが周知をされ過ぎてしまって、本当は「?つまりノンシリコンてどういうこと?」と思っていても聞けない感じになってきているからです。
ですので!今回はノンシリコンシャンプーの基本について、徹底的に、わかりやすく、ご紹介していきます!!
シリコンっていうのがそもそもよくわからない!
ノンシリコンという言葉が一般的に使用され始めたことで、何だか悪者のようになっている「シリコン」ですが、そもそもこのシリコンとはどんな物質なのでしょうか?
シリコンは、現代社会において、本当にあらゆる分野で製品として使用されている物質で、素材としてはとても優れた性質をもつものです。
ノンシリコンシャンプーがもてはやされる前までは、シリコンというと工業地域などを表す「シリコンバレー」などが有名でした。
社会科で覚えませんでしたか?シリコンバレー。
さてこのシリコン、私たちの身近なところでは、このサイトのテーマでもある「シャンプー」はもちろん、化粧品などのコート剤、靴の衝撃吸収材や医療用の点滴チューブ、赤ちゃんの使う哺乳瓶の乳首などなど、実に多岐にわたる活躍を見せているのです。
それというのも、シリコンは分子の結合を変えるだけで実に多様な形状へ変化させることができる物質だからなのです。
ちょっと乱暴な言い方ですが、シャンプーに使われているシリコンも、赤ちゃんの哺乳瓶の乳首も、驚くことにシリコンいおける「同じ単位の小さな分子」の結合の仕方が異なるだけなんです。
シリコンがシャンプーに使われてる理由
シリコンには他のものを「コーティング」ができる働きがあるのですが、その作用に気付いた開発者によって、シリコンは「髪のコーティング剤」に使えるのでは?と用いられるようになりました。
確かにシリコンがシャンプーに含まれていると、髪の手触りは良くなりますし、ツヤも良くなったように見えます。
シリコンが含まれていても、しっっっっかりシャンプーを洗い流すことをしていれば、そんなに問題はないのですが、洗い流しが不十分だと頭皮の毛穴にシリコンが詰まるようなことになってしまうのです。
ずっとシリコンシャンプーが主流であった時はあまり気にされていなかったことですが、シャンプーの研究も進んでくると、頭皮が荒れたり、頭髪が痩せたり、薄毛や抜け毛が増える…という現象に「実はシリコンシャンプーが悪いのでは?」ということがわかってきたのです。
シリコンが入っていなくても気を付けたいこと
自分の頭髪や頭皮のトラブルはシリコン入りのシャンプーが悪い!と断言したい人も多いと思いますが、シリコンシャンプーも本当に使用法を間違えなければ「害悪」ではないのです。
しかしながら、一般人がプロのように正しいシャンプーを毎回できるわけではないですよね。
ですから、やはりシリコン入りシャンプーの影響が心配…と言う人はノンシリコンシャンプーを選ぶ方が良いと思います。
ただ、ここで気を付けたいのは、たとえノンシリコンシャンプーであっても成分にラウレス硫酸(ラウリル硫酸)と表記があるものは避けた方が良いです。これはノンシリコンシャンプーの中でも泡立ちが良い硫酸系シャンプーに良く含まれているのですが、使い方を間違えると頭皮の皮脂を摂り過ぎてかえって乾燥による皮膚トラブルを引き起こしますからね。
また、世間で良く見るノンシリコンシャンプーは、シャンプーはノンシリコン、でもトリートメントにはシリコンたっぷりよ♪なんてものも多いのです。
決してシリコン入りが諸悪の根源ではないのですが、本当にノンシリコンでそろえたいときは、トリートメントにもしっかり目を通してくださいね!