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立ちっぱなしや座りっぱなしなどの同じ姿勢を長時間続けることで、足はむくみがちになってしまいます。

しかし、そのような同じ姿勢を続けることによって引き起こされる足のむくみは、一過性のものです。一過性のものは1日寝れば治ります。

しかし、何日もずっと足がむくみっぱなしという場合には、何らかの疾患が原因となっている場合があるということで様々な疾患をご紹介してきました。

そして最後に、忘れてはならない疾患として糖尿病をご紹介したいと思います。

はじめに~糖尿病とは~

糖尿病も足のむくみの原因となる疾患ということですが、そもそも糖尿病とはどのような疾患であるかご存知でしょうか?

糖尿病とは、血糖値を調節する働きのあるインスリンというホルモンが上手く働かなくなったり、あるいはインスリン自体の分泌量が少なくなってしまうことで、血糖値の高い状態が続いてしまう疾患のことを言います。

この糖尿病はインスリン依存型糖尿病とインスリン非依存型糖尿病の2種類に分類されます。

その中でも、食べ過ぎや運動不足そして日頃のストレスなどの生活習慣が原因となって発症するのはインスリン非依存型糖尿病になります。

糖尿病自体は自覚症状があまり見られないものなのですが、怖いのは糖尿病によって引き起こされる様々な合併症になります。

糖尿病の合併症には多くのものが挙げられます。

その中でも代表的なものが、三大合併症と呼ばれる神経障害・網膜症・腎症になります。

足のむくみはこの三大合併症のうちの腎症が関係しています。

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どうして糖尿病で足がむくむの?

上記でご紹介しましたように、糖尿病で引き起こされる合併症のうち代表的なものとして糖尿病性腎症が挙げられます。

この糖尿病性腎症で初期段階に見られる主な症状が、足のむくみになります。

どうして足のむくみが症状に現れるのかといいますと、腎臓が正常に機能しなくなるとむくみの原因となる老廃物が体内に溜まりがちになってしまうからです。

腎臓の機能がさらに失われ腎不全と呼ばれる症状が現れ始めると、体に尿毒素が溜まった状態である尿毒症に陥ります。

体内に老廃物が溜まってしまうことでむくみも強くなります。さらに、むくみだけでなく血液が酸性になることで食欲不振や吐き気が見られるようになります。

腎臓が糖尿病の悪化によりさらなる機能が失われてしまっては、体内の老廃物を体の外へと排出できなくなってしまう慢性腎不全になります。

こうなってしまっては、体内の血液を人工的にろ過し、老廃物を取り除く人工透析が必要となります。人工透析は非常に多くの体力と気力を必要とすることから、人工透析を開始すると余命も考えないといけない事態になります。

糖尿病は初期段階での自覚症状がみられないことから、早期発見は難しいです。

しかし、足のむくみがなかなか取れない、あるいは足以外の体の部位にもむくみが見られるようになれば、それは何らかの疾患のサインですから、直ちに受診するようにして下さい。

また、糖尿病に関しましてはきちんとした生活習慣によって予防することが大切になってきます。

偏った食事や高カロリーな食事は控えたり、運動を日常生活の中できちんと取り入れるなどの工夫が必要となります。

糖尿病は一度なってしまうと完治することのできない病気です。

だからこそ、未然に防ぐあるいは早期発見によって治療をしっかりと行うことが重要です。

糖尿病のサインとして挙げられる足のむくみに気付いた時には、むくみだからと放置すること無くすぐに医療機関を受診することをお勧めします。

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