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がん治療には危険が伴います。がん細胞は異常なまでの繁殖力を持っており、全身に転移をします。

がん細胞を取り除いたと思ってとも、ごく少数の悪性腫瘍が残っていればそこからまた繁殖が始まるケースもあります。

そのような強力ながん細胞に侵食された体を治療する治療法があり、今も進化を続けております。しかし、その治療法にも欠点、危険性が存在するものがあります。

今回はガンとその治療法の危険性です。

放射線治療の危険性

放射線治療はがん細胞を縮小させたり、進行を遅らせるために使います。手術よりも体への負担が少ないですが、少ない確率ながら危険性は存在します。

ひとつには、放射線治療はある基準値を超えて行ってしまうと、白血球の役割が弱まり、最終的には白血球が減少し骨が溶けるといったことが起こる可能性があります。

ですので、放射線治療に頼るには限度があります。

また、放射線治療は発ガンリスクを高めます。放射線を健康な細胞が浴びることでがん細胞に変化し、「2次がん」と呼ばれるがんになることがあります。

確率は低いのですが、このような危険があることは視野にいれておかなければなりません。

抗がん剤治療の危険性

抗がん剤は副作用の強い薬です。投与された人間のほぼ100%の人が、副作用を感じます。嘔吐、悪心、倦怠感、食欲不振などの副作用が一般的です。

もっとも危険な副作用は白血球の減少です。白血球が減少をすると外部からの細菌などに対する抵抗が弱まります。その結果、肺炎などの命にかかわる病気になる可能性もあります。

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がん手術の危険性

がんを手術で治療するのは一般的です。しかし、体にメスを入れるのですから危険は常に付き纏います。

  • 胃がん手術
  • 胃がんの手術では胃を切除します。手術後には、腸閉塞、貧血、逆流性食道炎、ダンピング症候群などの症状が出るケースがあります。

  • 大腸がんの手術
  • 大腸の手術では、大腸だけではなくリンパ節も切除します。リンパ節にがんが残っていると、全身に転移をしていくからです。リンパ節を切除することにより、性機能障害や排尿困難などの症状が出ることがあります。

  • 子宮頸がん
  • 膀胱機能麻痺、イレウス、肝炎、尿路機能麻痺、腸管損傷などの合併症があり、手術後比較的早く発症します。

放射線治療、抗がん剤治療、手術、どのような治療においても危険があります。担当医をよく相談をし、そのリスクを十分に考慮したうえで治療をするべきでしょう。