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がんの免疫療法とはなんでしょうか？
がんには3大療法というものがあります。手術療法、化学療法、放射線療法です。普通はこれらを組み合わせてがんに対処していきます。
しかし、これらの療法にも問題点があることはわかっています。そのため、この免疫療法が注目されてきています。
この免疫療法とは体が持つ本来の力を使って治療をする療法です。
3大療法の問題点
手術療法も化学療法も放射線療法も全て副作用を持ちます。
その副作用は重く、日常生活を送れなくなる人もいるくらいです。
さらには、化学療法や放射線療法はそれ自体ががんのリスクを高める危険性もあるという欠点まであります。
また、3大療法は人間の免疫力を弱めてしまいます。放射線療法や化学療法をすると、免疫細胞を同時に殺してしまいます。
免疫療法とは？
人間は本来的に病気やけがを自分で治す力、免疫力があります。
特に白血球がその免疫機能の中心になっていて、リンパ球を攻撃する病気に対抗する強い力があります。
この人体の免疫機能に注目したのが免疫療法です。この免疫機能を強化して自然な力でがんに対抗しようというわけです。
がんというのは元々がん細胞が免疫細胞を上回った時に発症するものです。ですから、逆に免疫細胞がまたがん細胞を上回ればがんではなくなるというわけです。
免疫療法には様々ありますが、もっとも基本的な食事療法を少し紹介いたします。
栄養バランスが欠けた食事を取ると人間は免疫力が低下します。ですから、食事を見直すことで免疫力を高めることができます。具体的には「６つの基礎食品」をとるのがいいでしょう。
１群は肉・魚、２群は牛乳・乳製品、３群は緑黄色野菜、４群は淡色野菜・果実、５群は穀類・いも類、６群は油脂製品 です。これらをバランスよく食べることにより免疫力は高まります。
NK細胞療法
NK細胞療法とは血液からリンパ球を取り出し、その中に含まれるがんを殺す能力の高いNK細胞と呼ばれる細胞だけを取り出し増幅させ、再びそれを体内にいれる療法です。
このようにすることで、直接体内のがん細胞を殺す能力を高めます。
腸管免疫療法
腸管は体の中でも免疫の司令塔となる部分です。腸内環境を整えることで、栄養素が吸収しやすくなり、また、病原菌と有害物質が免疫細胞と接触されやすくなり、免疫力が高まります。
この療法では、腸内環境を整える乳酸菌などが配合された薬を使用することもあります。
免疫療法の問題点
がんに対する免疫療法はまだ歴史の浅い療法です。
ですから、医学的に信用されていない部分があることも覚えておかなければなりません。
しっかりと三大療法をした上で免疫療法をやるのはいいですが、はじめから頼るのは危険であるといえるでしょう。
免疫療法を薦める人の中には、三大療法を完全に否定して、免疫療法だけをやらせようとしますが、注意してください。
免疫療法はこれから発展していくと思いますが、まだまだ発展段階です。これからもっと改良をされて、科学的にも証明されるかもしれません。これからの発展を見守っていきましょう。
