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がんの三大療法は手術療法、化学療法、放射線療法です。しかし、それ以外にも療法はあります。
中にはまだ科学的に効果が証明されていないもの多いのですが、だからといって効果がないと決め付けるわけにはいきません。
これから先の研究次第でいろいろと発展を遂げるでしょう。
がんワクチン療法とは?
- がんペプチドワクチン
- 子宮頸がんワクチン
がんペプチドワクチンを投与すると、キラーT細胞と呼ばれるものががん細胞を攻撃するものとされています。
今日本では研究開発が進められている段階です。統計的にいうと、100人に投与して10人程度に効果があるそうです。しかし、効果があっても完治するわけではないという欠点がありますし、まだまだ研究段階です。
子宮頸がんを予防するといわれているワクチンです。正確に言うなら、がんになる過程の異常を予防する効果があり、それは証明されています。
しかし、子宮頸がん自体を予防できるかどうかはまだ完全に証明されていません。これを投与したときに、大きな副作用が出た人もいるらしく懐疑的な見方をされることもあります。しかし、厚生労働省はこの投与を進める方向で進めています。
温熱療法
- ホルミシス療法
- サーモトロン
ホルミシス療法は放射線を使った療法ですが、放射線療法とはやり方が異なります。
放射線療法は高線量の放射線を照射することでがん細胞を殺す療法です。
しかし、ホルミシスは低線量の放射線を浴びせることで、リンパ球の働きを強め抗腫瘍効果を高めることです。
さらに、温熱療法にはほかにも局所的にがんの部位に電磁波を当てて42度くらいまで加熱するという方法などもとられることがあります。
これは電子レンジと同じ原理で、血流の少なくなっているがん細胞を狙って電磁波で温めることで身体の免疫力を高めながら治療を目指すというものです。
単独ではなく、放射線療法や化学療法と並行しておこなうことで、治療の効果を高める狙いがあります。
超高濃度ビタミンC療法
ビタミンCを投与することでがんに対抗する療法です。
ビタミンCが体内で作る過酸化水素は、がん細胞を攻撃する特性を持ちます。
さらには、がん細胞を攻撃するリンパ球を増やす役割がビタミンCにあるのでビタミンCの投与は体にいいのです。
血中のビタミンCの濃度が高いほどがん細胞は死滅することは研究結果としてでています。
この療法は、通常のサプリメントやジュースからビタミンCをとるだけでは効果がありません。
高濃度のビタミンを投与するには直接血管に注射をする必要があります。
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