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がんの治療は早期発見が重要です。
例えば、胃がんは初期の内に見つけることができれば97%の確率で5年以上生存できますが、進行をすると44%程度しか5年以上生存できません。
つまり、早期発見できるほど治療ができる確率が高まります。
そして、その早期発見のためには検診が非常に重要になってきます。
何故早期発見のために検診が重要なのか?
がんの恐ろしいところはその初期症状の小ささと進行の速さです。がんの多くは発症しても無症状です。
そして、症状の自覚がほとんどないまま、素早くがんは進行して、症状が出た時には治療の選択肢が狭められていることが多いのです。
自覚症状でがんに気づくことができなければ、検診を受けるしかありません。定期的に検診をしていれば、がんを発見できる確率はぐんと高まります。
がん検診の種類
- 肺がん検診
- 胃がん検診
- 大腸がん検診
- 乳がん検診
- 子宮がん検診
日本人の死亡率のトップ原因であるがん。
非常に恐ろしいものですが、早期発見さえすれば治療は可能です。
是非、定期的に検診に足を運ぶようにしてください。
肺がんは死亡確率早期発見すれば8割は治ると言われているがんです。
肺がん検診は40歳以上の人を対象に行う検診です。頻度は年に1回程度です。
具体的には問診、肺X線検査、喀痰細胞診 を行います。喀痰細胞診 は50歳以上で喫煙本数が多い人か、血痰が過去6ヶ月以内に出た人のみに行われます。
最も患者数の多いがんが胃がんです。これも40歳以上の人を対象に行う検診で、頻度は年に1回程度です。
胃内視鏡検査、胃X線検査、ペプシノゲン検査、ヘリバクターピロリ抗体検査でが行われます。
大腸がんは早期発見をすれば治癒の確率が非常に高いといわれているがんです。
大腸がんの検査は問診と便潜血検査で行われます。基本的に便を調べることでがんを発見します。便に異常が見られればカメラなどを使う場合もあります。
無症状の内に乳がんを見つけることができれば治癒確率が高いと言われています。
乳がん検診では問診、視触診、乳房X線検査 が行われます。超音波での検診がされることがあるようですが、化学的に有効だと証明はされていません。
こちらはHPVというものが増殖をすることで発生するガンで5年~10年かけて進行します。
ですので定期的に検診を受ければ発見しやすい部類のがんです。
子宮頸部細胞診 という手法が使われます。へらようなものを膣に挿入することで検診をする方法です。
このように定期的な診断と検診によってがんを未然に防ぐことが重要と言えるでしょう。
費用を抑えるための措置
がんの発見が遅れ治療を開始するのが遅れてしまうと、結果的に検診を定期的に行っていた場合よりも多くの費用が必要となってくるケースも多いようです。
がん検診の費用は医療費控除の対象にもなりますので、手間だと思わずに積極的に受けるようにしたいものです。
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