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いつでもコックをひねるだけで冷水、温水が自由自在、近所のスーパーにもあるウォーターサーバーってどんなものでしょうか?最近では家庭でも使われているようです。そんな注目のウォーターサーバーについて、まずは仕組みから簡単に説明しましょう。

ウォーターサーバーの仕組み

サーバー内部の仕組みは比較的シンプルです。水が入った専用のボトルをセットすると、そこから内部の「冷水用タンク」と「温水用タンク」に水が入ります。電源を入れるとそれぞれのタンクを冷やしたり、温めたりした状態を保つのです。
コックをひねると水が出て、出した分だけ内部のタンクに水が補充されます。常時通電した状態になるので電気代が心配ですが、最新の保温技術でタンク内の温度をコントロールしており、なるべく電気を使わない仕組みになっています。

ウォーターサーバーにセットされる水には2種類あって、1つは天然水を使うタイプです。日本各地の名水の地から、安全基準を満たした天然水を採取して加熱殺菌処理して使います。
もう1つはRO水を使うタイプです。RO水とは逆浸透膜(RO)技術を使って水を濾過、残留塩素や細菌、有害物質を除去した純水の事です。
サーバーのメーカーごとに、このどちらかの種類の水を専用ボトルで供給しています。

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ウォーターサーバーの利用方法

ウォーターサーバーを使う場合は、まずメーカーとの利用契約を結びます。契約するとサーバー本体と水とが届けられます。以前はサーバーにレンタル料が掛かっていましたが、最近は無料レンタルが主流です。

使い始めてからは、水のボトルを届けてもらうだけです。注文方法はその都度注文する方法と、定期便として決められた日数ごとに届けてもらう方法とがあります。使い終わったボトルは、水が届けられる時に回収してもらうリターナブル・ボトルと、そのまま使い捨てのワンウェイ・ボトルがあります。

継続利用なら通常は水の代金だけしか掛からず、送料無料のメーカーがほとんどです。無料お試しキャンペーンを行っているメーカーも多いので、1度使ってみてから決めるのもいいでしょう。

メンテナンスについては、ボトルのタイプによって少し違いがあります。リターナブルの場合は、その仕組み上年1回程度の定期メンテナンスが必要です。ワンウェイの場合は基本的にメンテナンス・フリーですが、衛生面から考えるとやはりある程度使ったらメンテナンスをおすすめします。メンテナンスは有料の場合が多いようです。

ウォーターサーバーを使う利点は、安全性が第一に挙げられるでしょう。天然水でもRO水でも、各メーカーが厳しい安全基準に従って生産していますから、赤ちゃんからお年寄りまで安心して使用できます。
また味の良さも各メーカーごとに競い合っているので、自宅にいながら日本の名水を楽しむ事ができます。
1度ウォーターサーバーを使ったら、もう水道の水には戻れません。