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ダイエットというのは本来は食事節制(コントロール)のことなので、しっかりと調整をしながら実践すれば健康体に近づくことはあれど、不健康にいたることはないはずのことです。
しかし、現在は運動やサブ食品の活用、他にも骨盤の歪みを正すとか、色々な方法でダイエットが成されますよね。
そうなってくると、「正しい方法であれば大丈夫」でも、正しくない方法で実践したことで出てくる弊害もないことはないのです。
そしてその1つが「酵素ダイエット飲料」で起こるといわれている「副作用」です。
これはたとえ正しい活用をしていたとしても少しは出てくることがあるので、正しくない使用法だから出てきた、というものでもないのですが、正しい使用法であれば、一旦「不調?」と思うことがあってもその後、体調は著しく改善します。
酵素飲料の引用で起こる身体の変化
漢方薬などを使用した際に言われることに「体質改善の前の不調期」があります。
漢方薬というのは、西洋医学の薬と異なり、身体を内側から、そしてその根本原因から正していこうという薬です。そのために、服用を始めると、一時的に体調が悪化したのでは?という時期が訪れます。
これは、今まで歪んでいた軸を直そうとするがゆえの「痛み」といえます。
しかし、こうした一時的な体調不良と思える時期を越えると、体調はすっかりと改善されます。軸がしっかり真ん中に戻ったことで体調が「正しい」位置に戻ったのですね。
酵素飲料というのは、この漢方薬の作用に似たところがあって飲用を始めると、身体の内側の老廃物を排出しようと働き、一時的に吹き出物などが多くなる人がいることはわかっています。
こうした反応を「副作用」と呼んでいるサイトもあるのですが、本来は、酵素飲料に関して言うのであれば、これは「好転反応」と言われるものにあたります。
好転反応とは、副作用とは実際は全くの別物であって、身体が健康体に向かう際に現れる反応なのです。まさしく漢方薬の服用で現れる反応と似たものと言えるのですね。
具体的に、酵素飲料を飲み始めたことで現れる好転反応の例として「頭痛・頭重感・お腹の調子が狂う(便秘や下痢)・めまい・だるさ」などが挙げられています。
ただ、体内の老廃物が排出され、不要物が少なくなっていくと共に、先に挙げたような不快感も減少していく人が大半です。
こうしたことから、先述のような症状が出てきても、すぐに酵素飲料の飲用をやめる必要は基本的にはありません。
体調が思わしくない場合は、まずは横になって様子をみるようにしてみてくださいね。
そして、中でもお腹の調子が狂ってきた時の注意なのですが、この際は便秘でも下痢でも、薬でその症状を止めようとしないでください。特に下痢は本当ならば排出されるはずだった毒素や老廃物が出て行くのを止めてしますので、その症状が重度でない限りは自然に調子が戻るのを待ってみてください。
酵素ダイエットと持病
酵素は本来は身体に必要なものであり、体外から取り入れることもおススメなものではありますが、そこには何点か気をつけなければならないことがあります。
それは、酵素が飲料に関して言えば、結構カロリーが高いものが多いということです。
酵素飲料はとても強い栄養ドリンクであるので、濃度の高いものであると、3食を食べてなおの飲用だと、1日のカロリー量がすぐにオーバーしてしまうということです。
だから、糖尿病などの持病がある人は、ダイエットに良いと耳にしたからという理由だけで、安易に酵素飲料を飲んではいけないのです。
ただ、多くの酵素飲料は、自分で希釈できるものもあり、その濃度を調節できます。そのため、きちんと主治医と相談すれば、糖尿病などの持病がある人でも、絶対にダメ!というものではないのですよ。
しかし厄介なのは、糖尿病の人や高血圧の人というのは、持続的に服用している薬がある人が多いと思うので、それらとの兼ね合いもありますし、酵素飲料の濃度にはかなりの注意が必要ということ。
ただ薄めればいいと思って薄めすぎると、薬の効果とも相俟って、低血糖などにもなり兼ねません。糖尿病・高血圧をはじめ、心臓病やその他の持病がある人は必ず、主治医と主事薬剤師としっかり相談をしてダイエットをすすめてくださいね!
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