「趣味は魂の文学的良心である」
これは現代でも人気のある、18世紀フランスのエッセイスト「ジョセフ・ジューベル」の言葉です。
意味については色々な解釈が可能だと思いますので、皆さんにお任せします。
人生においての重要な存在、果たして趣味の無い世界で、人は生きていけるのでしょうか?
世界の人々の趣味を調べてみると
趣味について語るにあたって、世界中の趣味に関する情報を調べてみました。ところが意外に情報が少ないのです。
検索して出て来るのは「珍しい趣味」や「ヘンな趣味」といった、一般人には何の参考にもならない特殊な趣味ばかり。
この事実が何を意味するのか考察を加えてみたところ、思い当たったのは趣味イコール自然だということ。つまり空気と同じようにあって当たり前、わざわざ意識して話題にする必要もない。
その中でさすが人生を楽しむ達人の国、イタリア人の趣味については簡単なデータがありました。
イタリア在住の日本人へのアンケートから出された結果ですが、それによると1位はキノコ狩り、2位は狩猟、3位は釣り、4位がサイクリング・・・どうもイタリア人は自給自足が趣味のようです。
我が国日本の趣味あれこれ
では我が国日本の事情についても見てみましょう。人気の趣味ランキングといったサイトは、探せばすぐに出てきます。日本では趣味とは特別に意識する物なのでしょうか。
ランキングを覗いてみると、趣味の総合1位は「在宅ワーク」これって趣味なのでしょうか?
海外から見た日本人のイメージは、常に働いていて人生を楽しむすべを知らない気の毒な民族といったところでしょう。確かに昔に比べれば就業時間は減り、自分の自由な時間は増えて来たのかもしれません。
しかし民族性から人生をなかなか楽しめない日本人は、毎日の仕事の合い間にある休日の使い方を知りません。日常とは仕事とたまの休みがつながった1本のベルトコンベアー。
1度乗ったらそのまま流れて行くだけです。
暮らしの中での趣味の重要性
現代社会ではこの日本人の生活パターンが、様々な問題を引き起こしています。休んでも取れない疲労と、溜まって行く一方のストレスが、多くの病気を生み出して日本人を追い詰めつつあるのです。
日本人は今こそパターンを破って、負の連鎖から脱出しなければなりません。趣味とは日常の中に非日常を上手に取り込む唯一の手段、始めるのはいつでも自由、何をするかも自由。
でも今まで無趣味だった人が、いきなり趣味の達人に変身するのは無理です。まずは手軽に始められて、お金がかからない趣味からスタートしてはいかがでしょうか。
初心者の新鮮な気持ちで探せば、選べる趣味は無限の広がりを持っています。
このページではお金がかからずに、簡単に始められる趣味のヒントを紹介しています。
日本のことわざに、「悪趣味は無趣味にまさる」という意味深な一節もあります。
他の人には理解されなくてもいいのです。さあここからは非日常への第一歩、今日から早速新しい趣味を始めてみてください。