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仕事一本、単身赴任の旦那さんを持つ奥さんの心配事は、浮気と健康状態でしょう。前者は調査機関にお願いするしかありませんが、旦那さんの健康に関しては、奥さんがアドバイスして本人の意識を高める事で、離れていても遠隔操作できます。
基本は何と言っても食事のケアです。

単身赴任の落とし穴

まず単身赴任者が陥りやすい生活習慣を想定してみましょう。日中は仕事ですから、3食のうち1食は間違いなく外食です。自分でお弁当を作って持って行くお父さん、まず想像の外です。

単身生活で朝食を作る事は、はなはだしい困難を伴います。朝食はコンビニで買う、もしくは通勤途中の軽食店で簡単に食べる程度でしょう。

そして仕事で疲れて帰った真っ暗な部屋、自力で食事を作る体力も気力ももう残っていません。だから帰宅途中で外食、それかスーパーやコンビニで買った惣菜か弁当で終わり。

結局食事の全てが外食に近くなり、栄養バランスはめちゃくちゃ、果ては痛風・糖尿病と生活習慣病の波状攻撃です。外食や調理済み食品では、そもそも自身の栄養管理は無理です。

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ステップごとに食事改善

食事による健康管理の基本は自分で作る事、でもそれができれば最初から心配など必要ありません。
対策としてはまずできる範囲から少しずつ改善する事、最初にちょっとずつでいいので野菜を食事に取り入れましょう。奥さんとしては、ここはまだアドバイスでいいでしょう。

同じ外食にしても、肉類メニューを抑えて野菜が多めの料理にします。買って来る惣菜・弁当でも、いくらかでもいいから野菜が入ったメニューを選びます。できれば野菜サラダを1品必ず追加する事。
まだこれは第一ステップ、次のステップでは徐々に自炊生活に移行するようにコントロールします。

まず休日だけでも自分で食事を作る事、そう仕向けるためには、旦那さんの食費を含めた生活費をカットして行きましょう。外食やお弁当は食費全体を引き上げます、材料を買って自炊する事は食費の大幅なコストダウンになるのです。

自発的に自炊させるのは難しいので、使える食費をカットする事で、旦那さんのお金の使い方をコントロールするのです。もちろん奥さんからの経済的なアドバイスは必要です。

健康管理は食事を自炊する習慣から

自炊の習慣が少しでもつけば、次にご飯を炊いたりパスタを茹でたりと、炭水化物が常に家にある状況を作ります。主食があれば、朝食は忙しさに合わせて納豆や卵で済ませられます。

朝炊いたご飯は、夕食でも食べられます。大切なのはご飯を炊く習慣をすり込む事です。

次のステップとして、肉類や加工食品を食事から減らします。これは更に生活費をカットすれば、旦那さんはやむなく高コストの肉料理を諦めます。同時に安い食材は野菜だという事に気が付くでしょう。

肉類メニューを減らして野菜食を増やすのは、健康管理の基本です。病気になる危険性は確実に減ります。

ここまで来れば、後は本人が自分で工夫してオリジナルのおかずを開発するでしょう。

でもここで手綱をゆるめてはいけません。緊縮財政はしばらく続けましょう。

とは言ってもたまには優しさも必要です。時々は赴任先に出掛けて行って、奥さんの美味しい手料理を食べさせてあげて下さい。やっぱり男の一人暮らしは、虚しいものですから。