この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
芸能界でも人気で、その簡単さから一般的にも支持の高い「トマトダイエット」ですが、やはりダイエットであるので、続けるにあたって何か注意することというのはないのでしょうか?
今回はあまり語られないトマトダイエットの注意点について、しっかり見ていきたいと思います。
トマトという野菜の「属性」
トマトはナス科の食物で、あなたもご存知の通り「夏」の野菜ですよね。
しかし、この「夏」の野菜と言うのが、女性にとってはトマトが弱点になってしまう点でもあります。
というのも、女性の大敵と言えば「冷え」ですが、夏の野菜や果物というのは、主に「身体を冷やす働き」を持つものが多いからなんですね。
漢方的な考え方でいけば、トマトは思いっきり「陰性」を示す食物なわけです。ですから、いくら夏とはいっても、冷えたトマトをたくさん食べることをすると、胃腸の具合を悪くしたり、体を冷やし過ぎてダイエットとは逆の効果をもたらしてしまうこともあるわけです。
もともと冷え症をもっている女性(だけではありませんが)の方などは、トマトダイエットで「冷えた」トマトを「たくさん」食べたり、「冷えた」トマトジュースを「毎日」飲み続けることは冷えの面からみて、避けておいた方が無難です。
ただ、陰性にあたる食材でも、加熱調理をすれば陰の属性はほぼなくなることが多いのです。
ですから、冷え症の方でトマトダイエットに取り組みたい人は、トマトはなるべく加熱調理をした温かいものを食べるようにすれば良いでしょう。
身体を冷やすとなぜいけない?
上記でも「漢方的」な考え方ということで少し触れましたが、東洋医学的に冷えと言うのは病気の前段階の状態(未病)を指します。
身体が冷えると、身体の代謝が落ちるので、そのことで様々な身体の機能が停滞すると考えられています。
代謝機能が落ちれば、脂肪は燃焼されなくなりますし、水分は体内で滞るようになります。つまりダイエットに欠かせない「デトックス」の働きが全くされなくなってしまうわけです。
しかも冷えは女性の生理周期にも関係しますし、自律神経のバランスも崩し、そのことによる免疫低下を招くなど、実はとっても侮れないものなのです。
ですから、トマトダイエットをする際にも、できたらトマトは加熱調理したものを食し、さらにできれば陽性の食べ物である「油」と一緒に食すことで、身体の冷えを防ぎ、代謝を上げることを目指す必要があります。
そもそもリコピンには血液をサラサラにする効果があって、上手にトマトを食べれば、身体の老廃物をはきだすことが期待できるわけです。
この効果を調理法や食する方法を間違ったというだけで失ってしまうのはとても惜しいですよね。
冷えを誘発することなく、上手にトマトを摂取すること、これがトマトダイエット実践にあたって、とても大切なポイントといえます。
こんな記事も読まれています