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骨粗鬆症は気づいたときには骨の劣化はかなり進んでいるのに、途中でその事に気づけないのが怖い病気です。

しかし「骨そのもの」の変化にはなかなか気づかなくても、骨が脆くなったことによる身体の異変というのは全く無いわけではありません。

どういったことが骨粗鬆症を自覚する症状なのか、下記の項目でセルフチェックをしてみてください。

骨粗鬆症は早期発見がカギ!定期的なセルフチェックを!

病気は何でもそうですが、骨粗鬆症というのは1度その状態になると、すぐに骨を回復させることはできません。

投薬などによって、骨密度は改善できますが、やはり時間はかかります。つまり骨粗鬆症も早期発見が早い回復を見込めるカギというわけです。

次に挙げた項目でセルフチェックをして、当てはまることが1つでもあれば、念のため医療機関で骨密度の検査をしてくださいね。

骨粗鬆症セルフチェック!

  • ここ数年、数ヵ月などの単位で明らかに背が縮んだ(背骨などの圧迫骨折で身長が縮むことがあります)
  • 背中や腰が曲がったように感じる(上に伸びる姿勢が極端につらかったりするのも危険です)
  • 背中や腰が痛くて日常の動作がキツい
  • 明らかに腰痛があるのに、レントゲンでは椎間板や脊柱管に異常がないと言われる
  • 息切れしやすい→背中の湾曲で胸が圧迫されることから呼吸がしづらくなることがあります。
  • 空腹なはずなのにお腹がすぐにいっぱいになる→背中や腰が曲がることによって、内臓が圧迫されるのですぐに満腹感が感じられるようになります。胃腸に異常がないにも関わらず食欲が落ちたり、お腹がすぐにいっぱいになるような症状は自分でもわかるものなので、こうした人は原因の1つとして骨粗鬆症を疑い、検査をすると良いでしょう。
  • 一年ほどの間に姿勢が悪くなって服が似合わない
  • 腰が痛くて掃除や洗濯物を干すのがが億劫
  • 身体の動きがぎこちなくなってしまって外出が辛い

骨粗鬆症が重症化すると…

上記のセルフチェックは定期的にしていてもらいたい項目なのですが、いかんせんセルフチェックなので診断は甘くなりがちかもしれません。

しかし、骨粗鬆症を放っておいて重症化すすると咳やくしゃみの衝撃でも背骨を骨折するということもあるのです。

高齢で骨折をしてしまうと、治るまでに時間がかかり、それがもとで寝たきりになることも多くあります。ずっと自分で動けるように、骨についてもしっかり気を配りましょう。

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生活習慣病の持病を持つ人は要注意

骨粗鬆症の原因の項でもご紹介していますが、糖尿病や高血圧、動脈硬化といった持病がある人は、それが原因となって骨が折れやすくなっているということがあります。

こうした病気を持つ人は、病院での骨密度に異常がなくても日常的に骨折に注意が必要です。そして、これらの持病がある人に骨密度の低下が始まると病気がない人に比較して格段に骨折のリスクが高まることをしっかり自覚しておく必要があります。

糖尿病の人については太ももの付け根部分が骨折しやすくなるという特徴もあるので太ももに無理な加圧をかけるような動きは控えた方が良いでしょう。