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骨密度というのは、残念ながら年齢と共に必ず低下していくものです。しかし、骨密度の低下をどの程度で食い止められるのかと言うことには個人差があります。

この「個人差」は、遺伝的要素や体質によるところも実際にはありますが、骨密度を左右する大きな原因はやはり日頃の栄養と運動です。

またここでは、現在既に骨密度の低下に対策をとりたい人と、これから予防として対策をとりたい人どちらにも有効な手だてをご紹介していますので、継続して実践し、健康な骨を形成していってくださいね。

骨密度を上げるには?保つには?

骨密度を上げる、もしくは現状維持したいときにはやはり「カルシウム」が何より重要です。他にも必要な栄養素はありますが、何はなくてもカルシウムがなければ話になりませんからね。つまり骨粗鬆症への対策と予防にはカルシウムを摂取することが重要なわけです。

食事による対策&予防

健康な骨を作るには、先ずはカルシウム、そしてタンパク質が材料として必要です。さらにその材料をしっかりと活かすためにビタミンDとビタミンKが必要です。

木があってもクギがなければそれを何かに組み立てることはできませんよね。骨も同じで、カルシウムとタンパク質だけでは丈夫な骨にはなりません。そこにはビタミンDとKが必要になるわけです。

ちなみにビタミンDは人間の体内で生成できる数少ないビタミンです。しかしそれには適度な紫外線も必要なので日焼けは気になるかもしれませんが、1日10分でも日光に肌をさらしてみてくださいね。

運動による対策と予防

実は骨の形成には適度な運動というのはとても重要です。

バスケ部やバレー部に入った人が背が伸びることが多いのは、骨を作るのに適した運動をしているからというのは確かにあるのです。

というのも、骨粗鬆症予防にすすめられる運動には「ウォーキング」「ジョギング」「エアロビクス」なのですね。

骨に体重をかけるような動きのあるスポーツは健全な骨形成にとても役に立つのです!

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いつから始めると効果的?

骨密度というのは女性で18歳、男性で20歳がピークと言われています。

ということは、これから骨粗鬆症を予防するに当たってとても大切なのは、実は10代前半からなのですね。

骨質を上げ、骨量を上げる10代前半というのは将来の骨粗鬆症を予防するのにこれ以上ないくらい適した時期です。

この時期には、バランスの取れた食事と、適度な運動、そして適切な日光浴が重要です。決してこの時期に無理なダイエットなどはすべきではありません。

女性については、骨粗鬆症だけでなく、若いころの無理なダイエットが、将来の妊娠や出産についてリスクを伴うものになりかねませんので、どうかバランスの良い食事で健康的な美しさを保ってください。

ちなみに、成人女性におけるカルシウム摂取量の推奨量は600~650mg/日ですが、12~14歳についてはその量が高められ800mg/日とされています。

ただ、10代前半からの対策は将来の骨粗鬆症予防にはかっこうの時期ですが、かといってそれ以降もしっかりとカルシウムを摂取し、ビタミンDやKを摂取し、適度な運動をすることは欠かせません。

常に骨密度の低下を防ぐチャンスになっていますので、日々バランスの良い食事に気を付けて生活をしていきましょう。