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今では身近になった家庭教師、以前は1軒の家庭専属で学業の面倒を見る専門職で、依頼すればかなり高額の費用が掛かるイメージがありました。家庭としてもある種の覚悟をしないと頼めない、そんな相手でした。
現在は様々なシステムがあり、家庭が負担する費用も分かり易く公開されているところがほとんどです。それでもこれから初めて家庭教師を依頼したいという家庭では、戸惑いや迷いも多い事でしょう。
家庭教師を頼むにはどんな方法があって、費用の相場はどのくらいなのか、あなたが一番知りたい部分をここで一緒に検証してみましょう。
色々な家庭教師のシステム
家庭教師の先生はどこからやって来るのか、それは契約形態によって違います。
- ケース1、大学などを通じて直接現役大学生と契約を結ぶ場合 ⇒ 家庭と教師との個人契約
- ケース2、家庭教師仲介業者を通して紹介された場合 ⇒ 家庭と教師との個人契約
- ケース3、家庭教師派遣会社に登録して利用する場合 ⇒ 家庭と派遣会社との契約
家庭と教師との直接契約
ケース1の場合から考えてみましょう。ここには現役大学生以外にも、個人で家庭教師を請け負うプロ教師などが含まれます。契約に関しては、毎回の授業料の他には費用が発生しないので、最も合理的な依頼方法です。
このケースでは第三者による教師の技能チェックが行われないので、家庭で直接仕事ぶりを確認する事になります。つまり、頼んでみないと分からないわけです。
時給あたりの相場としては、2000円前後からスタートするのが一般的です。
家庭教師仲介業者を通した契約
ケース2の場合は、契約の段階で最初に仲介業者への仲介手数料が発生します。この仲介料には業者によって幅があるので、選択する時に迷う要因になるかもしれません。
その後は通常教師との直接契約になるので、費用としては毎回の授業料のみです。仲介業者の役割として、一定水準以上の質をクリアした教師を紹介する義務があります。
教師は通常登録制で、事前にホームページなどでチェックする事も可能です。それができない業者は、選択肢から除いた方がいいでしょう。
時給あたりの相場は、ケース1の場合と同じと考えていいでしょう。
家庭教師派遣会社を通した契約
最後にケース3の場合は、更に2つのタイプに分けられます。
1つは派遣会社に対して登録料や授業料を支払うタイプです。最大手の派遣会社などはほとんどがこのタイプ、授業料以外にも毎月管理料などがかかり、ケース1や2に比べてかなり費用はアップします。
もう1つは授業料は教師個人に支払うタイプです。では派遣会社は何をするかと言えば、授業で使う教材を販売したり、教師の登録や管理を行います。家庭側では教材費や初回の紹介料などが費用負担になります。
このケースを利用するメリットは、企業として責任を持って教師を派遣してくれる安心感でしょう。
費用的にはシステム保持の面で、どうしてもケース3の場合が高くなります。しかし難しいのは、家庭教師に関しては費用と結果は比例しないという事です。
説得力に欠けたまとめになってしまいますが、家庭では親子で一緒に様々な条件をじっくりと検討してから、最も自分たちに合ったシステムを選ぶ事をおすすめします。
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