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自閉症スペクトラムのページでもご紹介しましたが、自閉症は一個の独立した病気というよりは、連続体として様々な病気が存在している病気でもあります。

もしピラミッド型で自閉症を説明するとしたら、とても重い症状の自閉症がピラミッドのトップにあった場合、その下に高機能自閉症やアスペルガー症候群、学習障碍(LD)や多動などなどが位置する形になります。

そして、それらの間には明確な「境界線」は存在していないというのが「自閉症スペクトラム」の考え方です。

では、連続体として定義されている自閉症スペクトラムに含まれるその他の病気にはどのようなものがあるか、ここではそれらをご紹介していきたいと思います。

自閉症スペクトラムに含まれるその他の病気

自閉症スペクトラムに含まれる病気には、主に次のものがあります。

  • 知的障碍
  • 広汎性発達障碍(これは自閉症にあたります)
  • コミュニケーション障碍(自閉症患者ではこの症状が見られる人はとても多いです)
  • 運動機能障碍(考えていることが実際運動機能に結びつきにくい様子などです。例えばはさみでまっすぐ紙を切れないとか、まっすぐ走れないなど)
  • 破壊的行動障碍
  • チック障碍(トゥレット障碍とも言います)
  • 学習障碍(LDとも呼ばれ、ある1科目について全く理解できないということが多いです。例えば計算だけは全くできないとか、感じがどうしても覚えられないなど)
  • 高機能広汎性発達障碍(アスペルガー症候群や高機能自閉症がここに当てはまります)
  • 注意欠陥多動障碍(一般的にAD/HDと呼ばれます)

これらの発達障碍については、それぞれの障碍についてはもちろんのこと、連続体という考え方のもと、全般的に「発達障碍」という枠組みでとらえての研究が、今まさに様々な機関で進んでいます。

ただ、社会的にはまだまだ認知が低いものも多く、特に「大人の発達障碍」については社会の認知がとても低いために、色々なところで患者本人が困難にぶつかっている現状があります。

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発達障碍の現状を知るには「ブログ」が良いツールになる

子どもに関する発達障碍のサポートなどは、平成17年に施行された「発達障害者支援法」などの新法によって、いくらか前に進みました。学校教育の現場でも、学習困難な子供に対して配置できる非常勤講師の枠などもできました。

ある調査によると、学童期の児童における5~6%が「軽度発達障害」ではないかと言われています。

こうした軽度発達障碍の児童というのは、幼児期の定期健診でも発達異常を見過ごされ学校に通いだしたことで、勉強や運動において、本人がしんどい思いをすることがでてきてしまいます。

しかし、学校に配置されている臨床心理士や、勉強会を受けた教師の助言などにより、適切な「療育」を受けられる機会も増えてきました。

ただ、先述したことではありますが、こうしたサポートは支援法によって確立されつつあることなので、それ以前に児童であった人たちは、たとえ気づかれなかった発達障碍でも、サポートを受けられないまま大人になってしまった人も多いのです。

現時点で23歳以上の成人であれば、気づかれなかった発達障碍の人の割合が多いのではとも思われます。

そうした大人の発達障碍に「自分」で「気づく」には、大人になって発達障碍があったことを知った人たちのブログを読んでみることが、自分のことを見つめなおすとても良い機会になります。

現在「大人」であり、実は幼少から「発達障碍」があり、さらにそれに「気づかれなかった」人たちは、今の生活でも「生きにくさ」を必ず感じています。

そうした人がどういったことに「生きにくさ」を感じているかは、患者本人でなければわかりません。

自分自身の「しんどさ」がもしかしたら発達障碍からくるものではないか…と思ったら、大人の発達障碍について記しているブログを読んでみることをお勧めします。