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今ではだいぶ世間的な認知も上がってきた「自閉症」や「発達障碍」。特に自閉症については、体系的なチェック項目もできており、幼児であれば自治体が行っている定期健診(2歳6か月健診とか3歳6か月健診とか、自治体によって時期は異なると思いますが)で相談やチェックをしてもらえるようになりました。

自治体がこのようなチェックに取り組んでくれるのも、実は発達障碍は「早期に発見」し、「早期に適切な療育をする」ことで、症状が改善することが多いからなんですね。

発達障碍の症状が改善するというのは、発達障碍児の子育てに関わっている親の「育てにくさ・ツラさ」が確実に軽減していきますし、何より、発達障碍を抱えている本人の「生きにくさ」が軽減していくことなのです。

では具体的に、自閉症や発達障碍に気づいた場合、健診で指摘された場合、親はどのように対処をしていけば良いのでしょうか。

まずは「相談をする」ことから始める

もし自分の子どもに「自閉的傾向」が見られたら?それは親としては受け入れがたいことかもしれません。

しかし、そこで目を逸らしてしまっては、この先、子どもとの関わりはどんどん困難になっていってしまいますし、子ども自身は社会の中でとてつもない「生きにくさ」を感じながら過ごさなければならなくなってしまいます。

もし、何か心配なことがあれば、まずは勇気をだして「相談」することから始めてみてください。

もし、公的な機関に相談する一歩が出ないならば、最初はインターネットの子育て掲示板などで「こういう場合はどこに相談したら良いですか?」とか「子どもにこうした様子が見て取れるのですが、心配です」といった書き込みをするだけでも始めてみましょう。

誰かに相談するということが、ステップとして何より大切です。

ただ、インターネットの子育て掲示板などで、「自分が安心する」だけの回答を得られたとしても、そこで歩みを止めるのは止めてくださいね。

ネットで相談をしてみるのは、あくまで「相談をする」ことの練習と思ってください。そこで、実際の相談場所でどのように相談をすると的確なアドバイスがもらいやすいかなどは聞いてみると良いと思います。

具体的な相談機関としては、保健センターや子育て支援センターが一番相談しやすいかもしれません。

ここで発達障碍児への具体的なアドバイスはもらえないかもしれませんが、必ずその後の適切な相談機関は紹介してもらえるはずです。

他には児童相談所や発達障害者支援センターなども最初の相談機関として、きっと話を聞いてくれるはずです。

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相談をするにあたってのチェック項目を作っておくと良い

各種相談機関に話をしに行くことができるようであれば、そこでしっかりとアドバイスを受けたり、相談がスムーズに進むように、以下の項目についてチェックをしていくと、相談を受ける側も普段の子どもの様子を受け止めやすいと思います。

  • ・一人遊びばかりである
  • ・話が一方的な時が多い
  • ・常に受動的である
  • ・年上や年下とは遊べても同級生が苦手
  • ・おしゃべりは上手だが、指導者(先生など)の指示が伝わりにくい
  • ・状況に関わらず興味本位で動いてしまう(席についていかなければいけないのにふらふら離席してしまうなど)
  • ・相手にとって嫌な事などをストレートに言ってしまう(例:目が小さいね、とか何でそんなに太ってるの?など)
  • ・集団での行動が苦手
  • ・急な予定変更に臨機応変に行動できずパニックになる
  • ・没頭することがあると周りの音が聞こえないくらいになる
  • ・忘れ物がとにかく多い
  • ・音に敏感で耳ふさぎなどをよくする
  • ・思い通りにならないとパニックを起こす
  • ・感情の高ぶりが抑えられず、長く続く

発達障碍ではなくても…

まだ幼すぎるときは、発達そのものについて個人差が大きいために、親はとても心配をして早期に療育を始めたけれど、結果的には発達障碍はなかった、という子も多くいます。

ただ、そうした「心配だな」の段階で療育を受けることで、発達障碍がなくても、療育活動が子どもに良い影響を与えて子どもの発達が健やかに促されることは多くあります。

子どもの成長についてはどんな親でも気にしているものです。些細な心配でも相談して、親も子どもも生きやすく過ごせるようにできると良いですね。