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がんを予防することは非常に大切なことです。
医学が進んだ現代になっても、がんに対する有効な治療法が完全に確立されたわけではありません。
がんがかなり早い段階で見つかった場合の5年生存率でも97%であり100%の生存ではなく、末期がんになってから治療を始めた場合は10%程度しか5年以上生きられる可能性はありません。
がん治療が確立されていないのであれば、がんにならないようにするためのがん予防が大事になってきます。
もちろん100%の予防法はありませんが、がんになることを避けるためにできる限りのことをすべきなのは事実です。
科学的根拠のあるがん予防法
国立センターのがん予防・検証研究センターが、日本人にとって有効な科学的な根拠のあるがん予防法を発表しています。
- たばこを吸うのを辞める。受動喫煙に注意する
- 過度な飲酒は控える
- 塩分の摂取を控える
- 定期的な運動
- 太りすぎ、痩せすぎに注意
- 熱い飲食物は最小限にとどめる
- 野菜と果物をしっかりとる
たばこは肺がんの主な要因です。たばこを吸っている人は禁煙すべきですし、周りにたばこを吸っている人がいる場合は受動喫煙しないようにする必要があります
飲酒もがんの原因になります。日本酒換算で1日1号、ビールで大瓶1本程度に抑えましょう。適度な飲酒は健康にもいいとされているので無理に禁煙をする必要はありません。
塩分は最小限に抑えましょう。食塩でいうと、1日10グラム未満をこころがけてください。
定期的な運動は心身ともに健康になり、がん予防にも効果的です。運動時間が確保するのが難しい人は、エレベーターの代わりに階段を使うなどの工夫をするといいでしょう。
太りすぎていたり、痩せすぎているのは健康によくなく、がん発生の原因になります。具体的にはBMIで127を越さなく、20を下回らないように心がけてください。
意外かもしれませんが熱い飲食物もがんの原因となります。熱い飲食物は食道を傷つけてがんの要因になると言われているのです。実際、熱いお茶を飲む習慣がある国ほど食道がんが多いということが分かっています。熱いものはある程度冷ましてから飲んでください。
野菜と果物ががん予防の因子になることは証明されています。野菜は毎食、くだものはデザートで1日一回は取るようにするといいそうです。1日350gが厚生労働省が発表している推奨量です。
いきなり全てを実行するのは困難かもしれません。ですから、1つずつでいいので生活習慣を変えてみてください。
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