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日本人で最も多い皮膚がんは基底細胞がんという言われる表皮の一番下にある基底層というところにできるがんです。
基底層の上の層にある有棘層と言われる部位にできる有棘がんが、基底細胞がんの次に多いがんです。
発生頻度は低いですが、致死率の高いメラノーマというがんもあります。
日本での皮膚がんの羅患者の数は年間1万程度です。そのうち1300人程度が皮膚がんで亡くなります。これはがんの死亡率としては低い方です。他のがんと違って目に見えやすいからです。
皮膚がんの症状
- 基底細胞がんの症状
- 有棘細胞がん
- メラノーマ
基底細胞がんは、痛みなどのない黒色や灰色で光沢のあるしこりのようなものができます。
これは非常にほくろに似ているので、気にせずに見逃してしまう人もいるでしょう。
この小さな黒色のしこりが、時間をかけて徐々に大きくなっていきます。
最終的には中身が抉れて出血をしてしまいます。発生場所はまぶた、鼻、上唇が多いです。
有棘細胞がんになると、その部位が盛り上がります。
症状が進行してくると、盛り上がりが大きくなり、皮膚が盛り上がりのせいでごつごつとした形になってしまいます。
さわるとしこりがあり、しこりが破れて出血したりすることもあります。
このがんになると皮膚の表面が弱くなり、細菌感染を起こしやすくなったり、悪臭が出たりすることがあるのも特徴です。
ほくろに似たものが発生します。しかし、ほくろと違って左右不均等で、ふとがぎざぎざになっており、色のむらなどもあります。
どちらかというとシミに近いと言えるでしょう。
このメラノーマは皮膚のどの場所にも発生する可能性はあり、足の裏に一番多く発生し、胴体、顔面、手のひらなどもできます。直径んが6mm程度になった足の裏のほくろには注意が必要です。
皮膚がんの原因は?
皮膚がんの主な原因は紫外線です。日光に含まれる紫外線が皮膚に長年あたり続けることで、蓄積され、皮膚がんになると言われています。
日焼けをよくしている人ほど皮膚がんになりやすいのはこのためです。
他にはやけどをしてしまった部位が皮膚がんになるケースや放射線の影響でなるケースもあります。
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