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首こりから頭痛をもよおしたり、めまいをもよおしたりということについては、当サイトの別ページでもご紹介していますが、首こりには頭痛だけでなく「吐き気」という厄介な症状を引き起こすことがあります。
既に首こりで悩んでいる人は、そうした症状を経験したことがある人も多いのではないでしょうか?
今回はこうした首こりからくる吐き気を和らげる方法をご紹介します。
首こりによる頭痛やめまいがひどい方は一度こちらの記事に目を通してみてください
首こりはこんな「感覚神経」の症状を起こす
頭部で感じる感覚と言うのを司っている神経の大きなものには大後頭神経・大耳介神経・小耳介神経といったものがあります。
こうした神経は首の骨の内側に存在している脊髄から出ています。
しかし、首がこってしまうと、こうした神経を圧迫することになるので、後頭部や側頭部、頭頂部などに首こりとは別に頭痛と言う痛みを生じさせてしまうことになります。
これは一般的に「緊張性頭痛」と言われている頭痛です。
そして他にも肩‐腕‐手の動きと感覚を担っている神経や血管も首に由来しているものがほとんどです。これらの神経や血管も首にある筋肉の間を通って出ているので、首こりによって手のしびれや血管の血流障害による冷えが生じてしまうのです。
このような不快な感覚症状には、このページの本題である「吐き気」ももちろんあり、この吐き気は耳介神経の不調によって、バランス感覚が崩れることによって起きるとか、首こりとともに併発している人の多い肩こりによって僧帽筋や肩甲挙筋が血行不良になり、老廃物が蓄積することで起こると言われています。
つまり、首こりや肩こりはとても重篤な血行不良の結果と言えるので、何をおいても血行を良くすることを考えなければならないのです。
首こりからくる吐き気を和らげるには
すでに首こりで吐き気をもよおしている場合は、なかなかその不快な症状をすべてすぐに取り除くというのは難しいのですが「あ、これ以上はヤバいな」という臨界点で吐き気をもよおさずに引き返すことはできます。
それはここまででもお伝えしてきたように、血行を改善することです。てっとり早く血行を改善するには、一先ず目を使わないように、閉じる事。そして首に負担をかけないように頭を机に突っ伏したりすることです。
他には出来る状況であれば首の後ろ側を40度くらいのもので温めることをおすすめします。
ホットタオルが一番良いのですが、なければタオルやハンカチに包んだカイロでも構いません。
繰り返し使えるもので、自作できるエコな温め道具としては、小豆カイロなるものもあるので、そうした優しいぬくもりで首の後ろの筋肉の緊張を解いてあげてください。
しかし、出先ではそうしたものもない可能性がありますね。
そのような時は、あたたかい缶の飲みものを布で包んで使用するのも効果アリですよ。
首の筋肉が温まったら、ゆっくりで良いのでストレッチをすることも効果的ですが、すでに少しでも吐き気がある場合は、首を回すことで吐き気がさらにひどくなることもあるので、そうした場合は先述したように、目を閉じて机に伏せるなどをしたまま、しばらくゆっくりすることが肝要です。
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