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首こりや肩こりに悩まされている人が周囲を見渡せば多くいる日本なので、肩こりや首こりは誰しもなるものであると思いがちですが…。
実はこの肩こりや首こりについては「日本人特有」であるという医師もいます。
そうした噂は本当なのでしょうか?もし本当であるなら、どうして外国人は肩こりや首こりにならないのでしょうか?
秘訣があればぜひ知りたいですよね!
英語には「肩こり」という単語がない?!
学生時代に紙の辞書や電子辞書でわけもなく色々と英単語を引いたことはありませんか?
そうした人は気づいたことがあるかもしれませんが、実は英語には肩こりそのものを指す単語は存在しないと言われています。
単語が存在しないということは、やはり英語圏の人には肩こりはないのでしょうか?
英語圏の人は、肩に異常がある時は「I have a stiff shoulder./ I have stiff shoulders.」と言うらしいです。
これは辞書的表現ですが、実際にこれを使うのは、かなりの異常が肩にあるとき。例えば野球選手が肩を故障したくらいの異常がある時と言われています。
しかし、実は、パソコンワークの多くなってきている現代においては、外国人にだって「こり」は発生してきています。
ただ外国人(特に英語圏の人)については、その「こり」を「肩」や「首」に限定しないということなんですね。
背中全体の筋肉が張っているとか、背筋の筋肉が張っているとか、そうした発想をするようです。
ではどうして肩こりや首こりが日本人特有の症状とされたのかというと、そこには日本人の体型が深く関わっているのでした。
頭の重みを支えるのに不利な日本人の華奢な体型
日本人は昔に比べて食生活も良くなったことから今では大分、体系も立派になってきました。
メジャーリーグやワールドカップサッカーでも、外国人選手に遜色ない体系の選手も出てきています。
しかし、全員が全員そうではないですし、やはり欧米の人と比べると日本人はまだまだ華奢な体型と言えます。
この日本人の体型が、頭を支えることについてはやや不利なのですね。想像してくだされば明らかですが、欧米人の体型と言うのはなで肩ではなく、首肩ががっしりしています。
少女時代に華奢な女性も、大人になるとがっしりとしてくる人が多いですよね。
こうした筋肉系の体型は、およそ5kgと言われる頭の重みを支えるのに充分なわけです。
しかし、日本人はなで肩体系の人が多く、頭の重みのみで首や肩に負担をかけている人が多いのです。
日本人に昔から首こりや肩こりが多いのはこうした原因があるのですね。
では、日本にきて肩こりになる外国人が多いと言われているのはなぜなのでしょうか?
日本には肩こりや首こりになりやすい何かがいるのでしょうか?
日本の几帳面さが緊張を生んでいる?
日本は電車の運行にしても、ファストフード店内の美化にしても、几帳面ともいえるほどの「気配り」があります。
こうした気配りは一人一人が気持ちよく集団で過ごすためには欠かせないことではありますが、日本人の気配りの心はときに「常に緊張している」状態を生んでいるとも言えます。
この常に緊張している状態が、日本に生まれ日本に育ってきた人間にはすでに通常のことでも、来日した外国人には無意識的な緊張感として伝わっていることがあるのかもしれません。
ですから、大陸のゆる~りとした部分の少ない日本においては、ピンと張った緊張感で、知らず知らずに緊張性首こりを起こしているとも言えるのです。
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