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首こりは首周辺の筋肉の血行不良が原因であることが多いので、大抵は「温めて」血行を良くすることが首こり解消の近道ではあるのですが、薬局で湿布売り場を見ていると「肩こりや首のコリに」と書かれている冷湿布もあったりします。

首こりを湿布薬などで解消したいときには、本当はどのような対処法を用いるのが良いのでしょうか?

温めるのも冷やすのも正解ってどういうこと?

実は首のコリ、初期段階的には温めるのが良い方法です。これは首のコリを解消するマッサージやストレッチをする際にも、温湿布をして実践すると、何もなく実践するより効果が大きくなることからもわかります。

しかし、冷湿布にも効能のところに「首こりの解消」ってあったりしますよね?あれはどうしてなのでしょうか?

実はこれは「痛みの強い首こりには初めは冷湿布を使うのが良い」ということなんですね。

通常の足の筋肉痛などにしても、急に傷めた筋肉に関しては、最初は炎症を抑えるために冷やすのが正解なのです。

そうして、一時的な大きい痛みが治まったら、次に長引く痛みに対して温治療を行うのが効果的なのですね。

つまり、首のコリについても、慢性的なものでなく、ある日たまたま行った長時間のPC作業で首が痛い場合は、最初は冷やすことが良いのです。

半日ほど冷やして、症状がある程度治まったら、あとは様子をみて首こり解消のストレッチを試したり、体操をして筋肉を和らげるのが効果的です。

少し長引きそうな時は、それから温湿布を使うようにすれば良いでしょう。

ちなみにこれは実験的な方法でもありますが、首や肩がこったときに小指全体に湿布を貼るとコリが解消するというお話もあるので、試してみるのも良いかもしれません。

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湿布以外の首こり解消法

急な首こりでしんどい時、最近はマッサージ店も増えていることから、ついマッサージや簡易のカイロプラクティックで首こりを解消したくなりますよね。

ですがちょっと気を付けなければならないのがこのマッサージなどの「直接的な療法」です。というのも、マッサージやカイロプラクティックで直接強い圧力を首に受けてしまうと、一時的、直後にはコリは解消したように思えるのですが、次の日くらいにもっと痛くなるということが起こりやすいということです。

もしどうしてもそうした施術を受けたいのであれば、資格や口コミなど、しっかりと信頼ができる施術者を探すことが大事です。

身体に優しい首こり解消法としては睡眠環境を改善して、寝返りをうちやすい枕にすると良いのだとか。

実は首こりの長期化は、使用している寝具が合っていないということも多いので、首こりが続くときは寝具を見直すのも大切ですね。