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胃がんとは名前のとおり胃にできるガンです。
元々胃がんは日本人が羅漢するがんの第一位を占めてきたのですが、徐々に減少傾向にあるようです。
1900年代前半には30%程度の羅漢率だったのが、今では15%程度にまで下がっています。
性別でみますと、男性2:女性1の割合で男性のほうが胃がんが発生する割合が高いです。年齢層は50代以上の人が大半になっています。
この記事では胃がんについて解説いたします。
胃がんの初期症状は?
胃がんの代表的な初期症状には
- 食欲不振
- 胸焼け
- 胃の不快感
- 吐き気
- げっぷの量が増える
などがあります。
しかし、胃にできたがんが内部まで進行せずに胃の粘膜だけに留まっている場合は自覚症状などがないことが多いです。
また胃がんの怖いところなのですが、胃がん特有の初期症状というのはありません。
単純な胃炎などでも、上記にあげたような症状が出るので、初期の段階ではただの胃痛として処理されることも珍しくありません。
その結果として見過ごされて進行してしまうのです。
胃がんの進行期~末期
進行期に入ると、初期症状の項で上げたような症状がひどくなってきます。
たまにしか痛まなかった胃が頻発して痛くなるようになり、その痛みがひどくなったり、ゲップの頻度が明らかに増えたりします。
また、タール便という血が混じった黒色の便がでるようにもなります。
胃がんが進行してくると体に次々に転移していきます。
胃というのは大量に張り巡らされたリンパ節に囲まれています。リンパ節は体の多くの部分につながっています。胃がんがリンパ節に移ると体中に転移していくのです。
特に肝臓、骨、肺、卵巣といった部位に転移することが多いです。
胃がんができても症状を感じなかった人が、肺や骨に転移してそちらのほうの症状を自覚して病院に行くケースもあるようです。
胃がんが末期になってしまうと現代医療では治療の見込みはほとんどありません。
何故ならその頃には体中に転移をしており、手の施しようがなくなっているからです。
ですから、胃がんは早期発見が大事になるでしょう。
胃がんの原因は?
- 食生活
- 喫煙
- ピロリ菌
塩分の多い食事をしていると胃を荒らしてしまい、発がん物質の影響を受けやすくなります。また、野菜や果物が不足している生活を続けるとがんに対する免疫力を落として胃がんになるリスクを高めます。
他のがんと同じように喫煙も原因となります。喫煙をすることで、遺伝子が傷ついたり、がん化を促進させる物質を取り込んでしまうからです。
胃の粘膜に存在する細菌で、これが毒素を出して胃に炎症を起こし胃がんの原因となります。
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