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日常的なストレス値を上げる首こりや肩こり。こうした不快な症状が自分自身で解消できるなら、少しの隙間をぬっても実践してみたいですよね。

今回は首こりを解消できる、ちょっとした時間で行えるストレッチを2つご紹介します。

血流改善が首こり解消のコツ

まず、首こりを解消したいと思っている時、いきなり何の準備もなくストレッチなどをするのは危険です。

どんな些細な運動でも、準備体操というのは「筋肉を程よく温めるため」に必要なのです。もし冷えた部屋や身体でいきなりストレッチを始めると、筋肉の筋を傷めてしまうことにもなりかねません。

そうなると首こり解消どころの話ではないので、ストレッチ前には必ずゆっくりと筋肉を温める準備をしましょう。

ちなみに、首が温まっているということでは、これから挙げるストレッチや体操も、入浴後に行うのが最適だと思われます。

首を前後にストレッチ

用意するものは「背もたれつきの椅子」です。背もたれに寄りかからない程度に深く腰掛けてください。

姿勢をまっすぐに腰をかけたら、口から息を吐きながら、ゆっくりと頭を前に倒します。この時、目安として6秒かけて倒すと良いでしょう。

次に息を吸いながら頭を元の位置に戻します。これも6秒くらいかけてやるのが理想です。

この動きが1度終了したら、椅子に腰を掛けたまま、普通の姿勢で数回深呼吸をします。

その後、今度は頭を後ろに倒していきます。これも6秒ほどかけるとゆっくりできます。もちろんこの時の呼吸は口から息を吐きながら、です。

そして後ろまで倒したら、息を吸いながら6秒ほどかけて頭を元の位置に戻します。

頭を元に戻したら、普通の姿勢で数回深呼吸をして、息を整えます。

この頭を前後に倒すことを1クールとして、3~5クールほど繰り返すと、首の血流が随分と良くなり、首のこりが軽くなったことを感じられるはずです。

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首をぐるぐるストレッチ

用意するものは特にありませんが、背もたれのある椅子に腰をかける場合は、首を回す際に頭が当たらないことを確認してくださいね。

このストレッチは床面に座ってもできるので、寝る前などに試すのに便利かもしれません。

椅子に腰を掛けている場合は、深く腰を掛けて、床に座っている場合はきれいな胡坐をかいて、どちらの場合も背筋を伸ばして座ってください。

姿勢を正して座れたら、一度肩を上げ下げしてストンと肩の力を抜きましょう。

ここまで準備が整ったら、まずゆっくりあごを胸に引き寄せるようにしてください。イメージとしては首の裏側を頭の重みで伸ばす感じです。

このストレッチはここからずっと鼻呼吸で続けていきます。前に倒した頭をゆっくり、そして頭で大きな円を描くつもりで大きく回していきます。

具体的にはあごで鎖骨をなぞる感じで回していけると、大きな円が描けるはずです。出来るだけ力を入れずに大きな動作を心がけるのがコツです。

1回転したら、次は反対回しに回します。右から回すか左から回すかにルールはありません。どちらから始めても効果は変わりませんからね。