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食道がんというのはニュースでも時折耳にするがんです。
歌手のやしきたかじん氏が亡くなった原因も食道がんでした。
食道がんはガン全体のうち5%程度しかないがんです。しかし、日本人全体で見ると、年間1万人程度の人が羅漢しており、決して無視できるがんではありません。
この記事では食道がんについてみていきましょう。
食道がんの初期症状とは?
食道がんの初期症状は食道の粘膜の荒れから始まります。何か熱いものを食べた時に、喉が沁みる、焼ける、詰まるという感覚を感じることが多いです。
初期症状を自覚できないようながんは多くありますが、食道は人間の感覚なかでも鋭敏な部位なので、比較的自覚症状が出やすい部類に入ります。この初期段階で治療をほどこせば高確率で治癒します。しかし、全体のがんに占める食道がん自体の割合が少ないので見過ごされることも少なくないようです。
進行してくるとどうなる?
食道がんが進行してくると、食道の内側に腫瘍ができて盛り上がってきたり、食道の壁が硬くなったりします。
その結果として、食べたものがスムーズに消化器官まで運ばれません。
感覚としては、食べ物を飲み込んでも喉や胸のあたりで詰まっているような感じがします。
特に液体より固形物の時に感じます。もちろん、喉に詰まったような感じがすれば必ず食道がんというわけではありません。
他の疾患や筋力の衰えなどでもそのような症状を感じることがあるからです。ただし、毎回食事をするたびに喉に詰まったような感じがするなら要注意です。
さらに症状が進んでくると、声を出す神経に影響を及ぼし始めてしまいます。
声がかすれたり枯れたようになることがずっと続くことになります。食道にできた腫瘍が気管支や肺の方に浸潤してくると、血痰が見られることもあります。
まとめますと
- 喉が沁みる、熱い
- 食べ物が詰まる
- 声がかすれる
- 血痰が出る
このような症状が出てくるわけです。これらの症状が持続して続くようなら食道がんを疑い、病院へ行き検査をしてもらってみるべきです。
食道がんの原因は?
- 飲酒・喫煙
- 熱いもの、辛いものを食べる
飲酒をすると食道の粘膜をアルコールが傷つけるので、それが原因で食道がんになることがあります。また、喫煙の有害物質も食道がんの原因になります。
熱いものや辛いものは食道を刺激し、粘膜を荒らし、食道がんのリスクを高めます。実際、熱いお茶を飲む習慣のある国ほど食道がんが多く発生しているという統計もあります。
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