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家庭教師の派遣会社は、全国展開する最大手チェーン、地方都市に本部を置いて周辺の数県をテリトリーにするタイプ、それからもっと小さな範囲で地域に密着して展開するタイプなど、それぞれ特長を活かしながら互いに競い合っています。

メディア広告は単なる入り口

お子さんに家庭教師をお探しのあなたは、その入り口としてインターネットやチラシ広告を利用するでしょう。そこで目につくポイントをいくつか紹介してみましょう。

  • 他社との違いを前面に押し出すキャッチコピー
  • 高校・大学合格者の生の声などの実績
  • 家庭教師の登録数や教師の質のアピール
  • 各種コースの充実度とサポート体制の豊富さ
  • 体験キャンペーンを含めた料金プラン

これらは送り手側の情報なので、そのまま丸のみにするわけには行きません。当然いい事しか発信しませんから、これらの情報だけで選択する事はおすすめしません。

家庭教師の質はお願いしてみないと分かりっこありません、だからまずは派遣会社をいくつかに絞りましょう。安心感と安定性を求めて大手チェーンにするか、地元の情勢に明るい地域密着型を選ぶか、多くの選択肢の中から3社程度選んでみたらどうでしょうか。

選んだら次はすぐに契約せず、体験コースに参加する事をおすすめします。大急ぎで決める必要はありません。体験コースで実際の授業を受けてみてから、親子でじっくり決めればいいのです。

システムごとの仕組みに注意

家庭教師には派遣会社を通す方法以外にも、直接契約するという方法があります。ただし自宅近辺で独立した家庭教師を探すのは、ほとんど現実的ではありません。
知り合いで偶然経験者がいた、というケースもまず聞きません。

実際には家庭教師の仲介業者を通して紹介してもらう事になります。この場合も現在はインターネットが主流で、あなたはネット上に登録された家庭教師のプロフィール等を参考にして、気に入った教師を紹介してもらうシステムです。
契約は家庭教師個人との直接契約になりますが、別に仲介業者への仲介手数料も必要です。

派遣と仲介との中間的立場のシステムもあり、この場合授業料のやりとりは教師と直接行い、契約は登録会社と行う形態が多いようです。
生徒側が登録会社が作成した学習教材を購入して使用する事で、このシステムは成り立っているようです。

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基本は1対1の人間関係

どのタイプのシステムにおいても、実際の授業はあなたのお子さんと家庭教師との1対1の関係になります。
そこには人間ですから相性の問題もあるし、教える側と教えられる側との意識のギャップもあるでしょう。
体験コースのように、直接家庭教師と触れ合えるチャンスがあれば、ぜひ活用してみてください。

長期間家庭教師と付き合って行くのはあなたのお子さんですから、利用できるシステムは遠慮なく使って、親子で一緒にいい先生を探しましょう。