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ちょっとした肌荒れならば、皮膚科に足を向ける人は少ないと思います。

現在、薬局で販売されている肌荒れの薬や、各化粧品メーカーが出している肌荒れ対策の化粧品などを遣えば、少しくらいの肌荒れなら改善することが多いですからね。

しかし、「これはさすがに皮膚科に行った方がいいかなぁ~」という肌荒れになってしまった時、ちょっと考えます。

「皮膚科の薬と市販薬ってそもそも何が違うのかな?」と。ここでは肌荒れで使用する薬の「処方薬」と「市販薬」の違いについてご紹介します。

処方薬はレベルが細かく、状態に添ったものを出してもらえる

一言で肌荒れと言っても、ニキビから派生した肌荒れや乾燥からきている肌荒れ、逆に過剰な皮脂分泌によって起こっている肌荒れ…と原因も症状も様々です。

しかし、自分で自分の症状を判断して市販薬を買うと、それが一体本当は何が原因で起こっている肌荒れなのか、わかりにくいですよね。

でも、何となく「乾燥肌だからこの薬かな」とか「ニキビがあるからこの薬かな」という選び方をしますよね。ちょっと詳しく知りたければお店にいる薬剤師さんにどの薬が良いか尋ねてみることもあると思います。

しかし、残念ながら薬剤師さんは基本的に「薬同士の相性」や「薬の成分が身体にどう影響するか」の知識に長けた専門職なので、医師のように症状を見てどの薬が適切かについては専門ではありません。

ですので、本当に今の肌荒れにどれが一番効果があるのか、適切にはアドバイスをもらえないこともあります。

しかし、皮膚科の医師はそれこそ皮膚の専門家なので、同じ「ニキビからの肌荒れ」でも、今の状態にはどのような薬を用いるのが一番効果的か教えてもらえますし、そうした薬を処方してくれます。

市販薬では、例えば肌荒れレベル1~3には1つの薬しかなかったとしても、皮膚科で処方してもらえる薬には肌荒れレベル1にはレベル1用の薬を、レベル2にはレベル2にそくした薬を処方してもらえるのです。

やはり処方薬は「よく効く」ことが多い

先述したように、肌荒れレベルや、その肌荒れの原因に添った処方薬をもらえることから、皮膚科の薬の方が肌荒れには効果的なのは否定できません。

しかし、効果があるということは、薬としての強さは「強い」ということ。市販の薬がなかなか「治りにくい」と思うのは、万が一、強い成分のせいで強い副作用や反応があると困るので、マイルドな効果に敢えてしているわけです。

一方で皮膚科の薬は第一義として「症状を改善すること」を掲げているので、効果はあります。しかしもし処方薬が肌に合わなかった場合は大変です。

使い続けることで肌荒れが悪化していく速度は、市販薬よりも早いです。ですので、処方薬が肌に合わない!と少しでも感じた時はすぐに使うのを中止し、病院に連絡をしてください。

ただ、ここで安心なのは、薬が肌に合わずにもし副反応などが出ても、アフターケアを医師にしてもらえるということです。市販薬では何か肌に異常をきたしても、そこから医師を探して診療にいかなければならないですからね。

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肌荒れを漢方で改善できる?体質が変わることですべすべの肌に!

きっと肌荒れに悩んでいる人というのはその改善のために今まで色んな努力をしてこられたのではないでしょうか。

ここから少し肌荒れの改善のために実際に効果をあげている基本的な方法を振り返ってみることにしましょう。

特に、いろんな情報を集めている人であればあるほど。化粧品や漢方などオーガニックなものをできる限り活用して肌荒れを改善に導こうと思っているのではないかと思います。

ここから、そんな化粧品や漢方の成分に着目して選び方などを解説していきたいと思います。

化粧品の選択と漢方

女性であれば「化粧品」の選択というものもとても大事になってきますね。

まずそのためにもいつも使っている化粧品にどんな「成分」というものが入っているのかを確認することはとても重要になってきますね。

今は成分表というのはパッケージをみれば簡単にチェックすることができるようになっています。

さらにメーカーのホームページなどを見ればもっと具体的な情報を手に入れることもできるでしょう。

また化粧品を変えたことで突如肌荒れというものが出てくるということも決して珍しいことではありませんね。

ですから実際に新しい化粧品を取り入れる時にはサンプルなどで一定期間試してみて自分の肌との相性というものをチェックすることがとても重要になってくるのです。

この点でとても役に立つのは「漢方」などより自然な物を取り入れた化粧品かもしれません。

きっと漢方と聞くとあなたも「チョイスが難しい」というイメージを持っておられるかもしれません。

しかし今はその効果とか選び方に関しても色んなアドバイスをインターネット上で確認することができます。

ですから恐れることなく挑戦することができるのです。ぜひまずはあなたもそのような情報収集から肌のお手入れに関して考えてみましょう。

東洋医学のお薬である「漢方」を使ってみる

肌荒れが長引いてしまい、西洋医学の皮膚科にはもちろん、効くと言われるサプリメントも常用し、食事も野菜を多く取り入れるようにしたけれど…どうも肌荒れは改善していかない…。

このような人は、一度漢方で肌荒れ改善を考えてみても良いかもしれません。

漢方とは西洋医学に対し、東洋医学で専ら用いられる、れっきとした「お薬」です。

しかし、西洋医学のお薬と異なるのは、前者が症状への「対症療法」と言われるお薬なのに対して、漢方は「根本原因から治そうとする」ということでしょうか。

漢方は現在見えている「症状」だけでなく、その症状が起こっている原因について効くように作用するのですね。

つまり、ニキビを例にとると、ニキビの炎症だけに着目するのではなく、ニキビができやすい体質を改善していくことに重きを置くわけです。

漢方の仕組みが肌荒れに効く理由

漢方の基本的な考え方に「」のバランスを調整するということがあります。

」とは全身をめぐるエネルギーのことで、この作用によって起こる精神的な働きについても「気」と言います。

」は血液そのものを指す時もありますし、血の巡り、循環のことを指しています。

そして「」、これは血以外のリンパ液や老廃物などについて指しています。

漢方では皮膚のトラブルも、この3つの「気・血・水」のバランスが崩れているから起こる症状ということで、一見肌には関係ないと思われるような薬が処方されることもあります。

しかし、原因が判明していて、その原因にぴったりなお薬がきちんと処方されていれば、2週間~1か月で体質は改善し始め、飲み続けることでだんだんと肌荒れしにくい身体へと、体質が改善されていきます

ニキビについて悩む知り合いと、もし同じ東洋医学のお医者さんに行って、薬を処方されても、それが知り合いと同じ薬とは限らないのは、漢方が個人の原因に合わせて処方されるゆえです。

あなたのニキビの原因が「身体の水の巡りが悪いこと」で、知り合いのニキビの原因が「血の巡りが良くない」ことであれば、同じニキビへの対処でも、薬は変わってくるのです。

肌トラブルに処方されることの多い漢方

原因が異なれば、表面の症状が同じに見えても処方される薬が異なることを、先述してきました。

ただ、肌荒れ改善ということでいえば、処方される薬には傾向があるので、ここでは、肌荒れ改善のために処方されることが比較的多い漢方をご紹介します。

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

やせ形で体力不足の人がよく処方される。併せて冷え症持ちだと、たいていはこの漢方が処方されます。

肌トラブルでいうと、ニキビやしみ、そばかすに効果的だと言われています。

というのも、この漢方は血行を良くして身体を温める効果が期待できるからなんですね。

つまり、女性のホルモンバランスにも働くので、肌トラブルが改善していくというわけです。

黄耆建中湯(オウギケンチュウトウ)

虚弱体質と言われる人に効果が高い漢方です。

身体にエネルギーを与えるようにします

疲れやすい人や、寝汗が多いような人、湿疹やアトピー、ニキビ、発疹やただれにも効果がみられます。

身体のエネルギーをうまくまわしていけるようになることで、皮膚に関しても強度が増し、少しのことで皮膚が負けてしまわないようになるのですね。

温経湯(ウンケイトウ)

いわゆる「血」の巡り改善に効果がある漢方。血の巡りを改善することで、身体全体をしっかりと温める作用があります。

冷え症なのに顔だけほてる、といった人や、唇の乾燥が激しい人、足腰に冷えや痛みがある人に効果的です。

血の巡りがよくなれば、ホルモンのバランスも皮膚の潤いも戻ってくるため肌トラブルに効くと言われいます。

温清飲(ウンセイイン)

女性が処方されることの多い漢方で、肌トラブルの症状では「乾燥」がひどい人に効果的とされています。

生理不順や更年期障害などの女性特有のホルモンバランスの乱れに作用することが期待されており、この「ホルモンバランス」を整えることによって、ニキビやかゆみなどの肌トラブルを改善していく、というわけです。

消風散(ショウフウサン)

皮膚のトラブルでいうと、赤みやかゆみを抑えていくことが期待できる漢方です。

体力はふつう程度以上の人に処方されることが多く、皮膚に熱感がある人、かゆみが強い人、また皮膚トラブルが起こるとじゅくじゅくとしやすい人に、その症状を抑える効果があります。

※注意※ここで紹介した漢方は、あくまで一般論です。個人の症状や体質に合ったお薬を服用するためには、必ず1度、漢方薬を処方してくれる医師の診断を受けましょう!