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私たちは毎日必ず食事をしなければ生きていけません。私たちが食べた物は、そのまま私たちの体を作るための原料になります。もしもそこに健康を害する物質が含まれているとしたら、かなり危険だと言わざるを得ません。
たとえ微量でも毎日少しずつ蓄積されて行くと、何かの病気を引き起こさないとも限りません。

というわけで今回は、食品に含まれる有害な物質と、それらをできるだけ排除した「健康食品」について考えてみましょう。
題して「健康食品基本講座その2」です。

毎日の食にひそむ脅威

「食品添加物」の恩恵によって、現代では様々な食品を手軽に安全に食べる事ができます。この場合の安全とは、すぐに腐敗する危険性から遠のいたという事です。
おかげで以前は手間をかけて作られ、それだけ値段も高かった品数豊富なお弁当が、そこら中で簡単に安く手に入ります。

しかし、現在この食品添加物の安全性に疑問を持つ人たちが増えています。

ひとくくりに食品添加物と呼んでも、実際には数えきれない位たくさんの種類があります。化学調味料・合成保存料・合成着色料・酸化防止剤・発色剤・乳化剤・漂白剤・・・
日本語にできる大分類でさえ、思いつく物だけでもこれだけあります。

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実際に指摘されている危険性

食品業界では、食品添加物は体に害の無い物しか使っていないと主張します。研究によって発がん性が指摘されている物質でさえ、健康との因果関係は判断できないと言います。

食品添加物に関しては、直接的に体に影響は与えないが、長期的見地からの影響については分かっていないのがほとんどです。でも、「分からない」という事は、「安全だ」と同義ではないと思うのですが。

食品添加物に寛容な日本と違って、欧米では研究が進んでいるようで、長期にわたった影響についても活発に議論され、消費者の意識も高まっているそうです。

食の改善から見えて来るものとは

あくまでも主観的な意見ではありますが、食品添加物をなるべく摂らない生活を始めた人たちに起こった変化を紹介しておきましょう。

添加物を避けるには、なるべく原材料そのものを使う事が重要です。それには野菜・肉・魚などを直接買って来て、自分で調理する食生活が基本になります。
調味料や加工食品を選ぶ場合には、原材料表示欄を見て、添加物が少ないか全く使っていない商品を買います。

個人差はありますが、食品添加物を抜いた食生活を始めると、あなた食べ物の味が分かるようになったと言います。
それから徐々に食生活が変わるにつれ、食品を選ぶ感覚が益々厳しくなり、同時に食べ物が美味しくて毎日の食生活が楽しくなったと言います。当然自分自身の健康を再確認するようにもなります。

そして逆説的ですが、時々やむなく食品添加物を使ったコンビニ弁当などを食べると、明らかに体が反応して気分が悪くなるそうです。

これを単なる精神的要因と片付けられますか?
これは食に対する一種の警鐘だとは思えませんか?