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ブライダルに関わる費用とは、結婚式当日に掛かる費用だけではありません。結婚に向けての準備を始めた段階から出て行く全ての費用が、ブライダルの総費用という事です。
結婚式の準備を進めるにあたっては、楽しいイベントの主催者といった意識ではなくて、イベントの企画・運営全般を総合的にプロデュースするつもりで臨みましょう。

ブライダルの総費用

イベントを企画するには、まず予算を決めなければなりません。現在はブライダル関連のホームページや雑誌が充実しているので、費用面での参考データはほしいだけ手に入ります。
まず目が行くのは、結婚式当日にかかる総費用の相場です。現状では80人程度の披露宴規模で、約300万円から350万円といったところです。
地域によって違いはあるでしょうが、以前ほど明確な地域差は無くなったのではないでしょうか。

この総費用は会場のタイプによっても大きく変わります。相場的に高い順から並べてみると、1組限定のハウス・ウェディング、ホテル・ウェディング、結婚式場ウェディング、レストラン・ウェディングと続きます。
会場の人気度によっては、この順番通りではありません。例えば都内の高級ホテルなどであれば、当然かかる費用も高級です。

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その他かかる費用は?

当日前に派生する費用として、結納式もしくは両家顔合わせ食事会の費用、婚約指輪と結婚指輪の費用など、いずれも無視できない金額を覚悟しなければなりません。新郎さん担当の婚約指輪については、今でも月給の2~3か月分が相場のようです。
予算が決まったら、会場との見積もり交渉に入ります。ここで詳細な費用の見積書を渡されます。予算に合わせて削れる部分を見つける作業になりますが、お客さんを招待する立場としては、料理と引き出物、花などの装飾品はある程度のレベルを保っておいた方がいいでしょう。
費用の中で最も比率が高いのは料理と飲み物、次が衣装と美容関係です。1つの項目としては小さくても、まとまると結構大きな額になるものなので、費用の項目には細かく目を通しておきましょう。
なるべくコストを下げたい場合は、不人気な日取りを狙う選択肢もあります。真夏・真冬・梅雨のシーズン、連休の中日、仏滅の日などは通常よりも安価なコースが準備されているようです。

ブライダルの資金計画

見積もりまで進んだら、同時に全体の資金計画も立てなければなりません。自己資金プラス親からの援助、そして当日のご祝儀の合計が総資金です。ここで気になるのがご祝儀の相場です。基本は3万円、兄弟姉妹やおじ・おばなどの近親者が5万円以上、常識的にはこの額を下回る事は少ないでしょう。

結婚式当日分の費用は、やはり一般的には前払いが多く、徐々に増えてはいるものの後払いやクレジットは少ないようです。資金が少ない場合は、銀行系のブライダル・ローンを検討するのもいいかもしれません。