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日本は食糧にしても生活用品にしても、海外からの輸入なくしては成り立たない国ですが、技術力だけはまだまだ世界のトップレベルに位置しています。

ゆえに、今も海外では精巧で丁寧に作られている日本製品には「安全」とか「高性能」という良いレッテルが貼られています。

確かに、日本国内にいても、やはり口にするものや安全性を求めたいものは「国産品」を選びたくなりますよね。

では、輸入品を購入することも多い電子タバコについてはどうなのでしょうか?やはり国産が良いのでしょうか?

電子タバコだって「口にする」ものだから

日本で売られている電子タバコで、海外製品と同じような仕様のものにはニコチン含有のものはありません。

これはニコチンを使用することが薬事法に触れるためにそうなっているのですが、海外製品でもニコチンを含有していませんというものは多くあります。

しかし…具体的な国名を挙げるのは申し訳ないのですが、やはり中国製の電子タバコのなかには、ニコチンは含みませんと書いてあっても、ニコチン以上に危険な物質が含まれている可能性というのが実はあるのです。

どんな物質が危険なのかと言うと「タバコ抽出エキス」と「グアヤコール」というものです。

グアヤコールについては、刺激性や毒性が認められる成分なのですが、中国で製造をされているので許されているようなものなのですね…。

もしも同じ成分を使って、国産の電子タバコを作ることになれば、それはすぐに法規制がかかるのでは?というものです。

日本の電子タバコも、口にする部分以外の箇所については、海外の製造工場で製造されているものがほとんど(ほぼ100%)ですが、口にするものだけは国産という電子タバコが多いですね。

そして(口にする部分が)国産の電子タバコに関しては、その成分は食品衛生法で許可されている成分のみを使用しているので、その安全性は別格だと思います。

もちろん、海外製の電子タバコがすべて危険な成分を含んでいたりするわけでは決してありませんし、しっかりとした基準の下、製造されているものがほとんどですが、粗悪品ややたらと安値のものについては、これまでにご紹介したような危険な成分が含まれている場合があるということを忘れてはいけません。

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まだまだ発展途上の分野なので…

2008年頃から徐々に利用者を増やし始めた電子タバコという商品分野は、まだまだ作る方も利用する方も「発展途上」であることは否定できません。

ゆえに、発売当初は「人体に害がない」としていた成分が、もしかすると「害がある成分」になることもあるかもしれないのです。

ですから、電子タバコをこれから利用しようとしている人は、できるだけ多くの「正確」な情報を自分で収集することが大切になります。

電子タバコの利用に関しての注意については、国内製品であっても、海外製品であっても、安易な利用を避けるように国民生活センターも発表しています。

国民生活センターが発表した内容のアウトラインとしては

  • 国内製品のほぼすべてのテスト対象銘柄には、パッケージや取扱説明書に「人体には無害」と書かれているが、この「人体には無害」とはカートリッジの液体成分に対して及び口にくわえた時に溶けだす成分を飲み込んでしまったときの安全性や衛生面ということで、電子タバコの長期使用が人体にどのような影響があるか、などと言う点について述べられているわけではないということ。
  • 国内製品においても、ニコチンを含まないとされている銘柄からニコチン成分が検出されたりすることがあること。
  • 禁煙・減煙に対する効果は未だ明確にはされていないということ。

などが挙げられているので、安心と言われる国内製品でもこうした状況と言うことを頭に入れて、利用する銘柄をセレクトしていく必要があるのです。

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