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自分の肌状態に合った洗顔石鹸を選ぶ際に気をつけたいのが、石鹸の「洗濯洗浄性」と言われる成分になります。

この選択洗浄性とは、「ある特定の物質は綺麗に洗い流すものの、あるものだけは洗い流さずに肌にとどめておく」という洗浄剤の特徴の1つになります。

その選択洗浄性を自分の肌に合ったものを選ぶことで、肌の状態をより健康なものへと改善していきます。

こちらでは、乾燥肌の人に合う洗顔石鹸の特徴について簡単にご紹介します。

乾燥肌に適した洗顔石鹸とは

肌がカサついているなどの症状にお困りの乾燥肌の方には、オレイン酸が多く含まれている洗顔石鹸がお勧めです。

オレイン酸とは、オリーブオイルや米ぬか油に多く含まれている成分になります。

このオレイン酸が主成分の石鹸は、皮脂に多く含まれるスクワレンという成分を洗い落とす力が弱いです。

そんなこともあり、皮脂が過剰に分泌されているオイリー肌の方には適しませんが、乾燥肌で少ない皮脂を大切にしなければならないという方にはお勧めです。

しかし、気を付けなければならないのが、オレイン酸は細胞間皮質の主成分とされるコレステロールをよく洗い落とします。

ですから、オリーブオイルや米ぬか油の石鹸で何度も洗顔すると、角質層にある大切な細胞間皮質がほとんど失われてしまいます。

この細胞間皮質は、普通の皮脂とは異なり元通りの量に戻るまでに時間がかかってしまうものです。数週間かかるものだと思ってよいでしょう。

なので、洗いすぎには特に注意して下さいね。

皮脂の分泌量が少ないという方は、通常の洗顔石鹸よりも洗浄力が比較的マイルドなクレイや米ぬか油、オリーブオイルが使われているものを選ぶようにしましょう。

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保水効果のあるものも効果的!

乾燥肌の原因としては、セラミド不足も挙げられます。

そのセラミドの保水力を回復させるためには、アミノ酪酸を多く含んでいるアンチエンジング効果のある洗顔石鹸が役に立ちます。

セラミドの効果をさらに促進させるものや、セラミド3やヒアルロン酸など保水効果の高い成分を配合している洗顔石鹸を
選ぶことも重要です。

以上のような洗顔石鹸を選び日々の洗顔で使用すれば、乾燥肌も随分と改善されることでしょう。

しかし、ゴシゴシ洗ってしまっては肌を傷付け、乾燥肌の原因となってしまいますから、優しく泡で撫でるように洗うことを心がけるようにして下さいね。

また、洗顔後の水分をタオルで拭き取る際も同様です。ゴシゴシ擦らずに、優しくポンポンとタオルを当てて水分をとってください。