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何かと健康的に思える「電子タバコ」ですが、実のところの健康被害ってどうなっているのでしょうか??

欧米ではすでに健康被害について色々と話題になってきているようですが、日本ではどれほど話が出ているのでしょうか?

今回は電子タバコと健康被害について、少し深くご紹介します。

アメリカで検出されたものはなんと…!?

当初はリアル煙草の禁煙サポートとしても注目を集めた電子タバコですが、最近になって、アメリカの「米食品医薬局(FDA)」と言う機関が調査をした結果、何と電子タバコには発がん性物質や人体に有害な不凍液の成分が検出されたのです!

しかもドイツでは、ドイツ国内の健康教育機関において、電子タバコはリアルタバコと同様に人体に有害だという調査結果まで報告されているのです…!!

さらに!なんとシンガポールやノルウェー、ブラジルではすでに電子タバコは製造禁止になっているのだとか…?!

勝手な先入観ですが、ブラジルとか南米の国って、電子タバコとかの規制は強くなさそうですけどね…。実は結構、健康に厳しいのですね…。

以下が電子タバコに含まれるとされる「人体に有害な物質」です。

ジエチレングリコール
一般的に、溶剤・凍結防止剤として使われる「不凍剤」
ニトロサミン
発がん性物質です
グアヤコール
虫歯治療にも使われる物質ですが、刺激性・毒性のレベルが高い。何と3~10gで致死量となることも。
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電子タバコ使用者にみられる異変…?!

これまで、海外では、電子タバコ利用者のなかに、異変が酷くなると呼吸器疾患や心血管障害、頭痛やめまい、アレルギー反応がでたことが報告されているそうです。

日本で販売されているものは、海外から直輸入するものよりは安全性が高いと思われがちですが、実は多くが国内生産をされていないもの(日本の業者が中国などから輸入して販売している)が多いので、先述のような成分が入ってないとは限らないのです。

ただ、日本で販売されている電子タバコにはニコチンなどは薬事法の絡みで含まれていないので、その辺りはやや健康的と言えますが。

日本では、まだ電子タバコと健康被害に関する大体的な調査と言うのが行われていないこともあって、実際にはどのような現象がおこっているのか、未だ不明の部分が多くあります。

もしかしたら、現在電子タバコを愛用している人のなかには「何か気管支が調子悪いな~」とか思っている人もいるかもしれませんが、それが電子タバコの使用と直結していないのかもしれません。

しかし、リアルタバコにしても電子タバコにしても、何もしないよりは身体に影響を与えるリスクが高いのは言うまでもありません。

リアルタバコ→電子タバコにしたことで健康へのリスクが一気になくなったというわけでもないですし、逆にこれから電子タバコにおける重大な健康リスクが発見されるかもしれません。

ですので、どちらにしろ、何にしろ「タバコ」を吸うというリスクについては、事前にしっかり認識をしておく必要があるでしょう。

電子タバコのルールやマナーについてはこちら