自閉症を含む各種発達障碍の割合が近年、子ども達の間において急増していると言われています。

文部科学省のある調査では、小・中学生の普通クラスで、何らかの発達障碍を抱えている子どもの割合は何と6.3%に及ぶのだとか…。

これはクラスの人数で考えると、1クラス40人として、クラスに1~2人は必ず発達障碍を抱えている子がいるという結果になります。

ここまで「急増」していると言われる自閉症や発達障碍ですが、私たちは、実際のところ、その実態をあまり深く知ってはいません。

さらに、現在の子どもについては、発達障碍への理解も認知も以前より上がったことで、敷かれているサポート体制も種々に存在しますが、幼少時の発達障碍を見過ごされてきた「私たち大人」については、未だに「発達障碍」が放置されたままなのです。

ゆえに、見過ごされた発達障碍のせいで、2次障碍を引き起こし、自身の人生について大人は多くいます。適切な療育やサポートがあれば、必ず改善していく自閉症や発達障碍について、子どもだけでなく、大人も真摯に向き合っていく時代がきています。

自閉症や発達障碍について書かれたブログは多い

インターネットで「発達障害」や「自閉症」と検索をすると、ヒットするページが星の数ほどあるのには本当に驚くところですが、中でもそれらの病気についてつづられたブログが多いことに大変驚きます。

それらは、発達障碍を抱える子どもとの日々をつづった親御さんのブログだったり、発達障碍である自分自身について書き留めたものであったり様々です。

ただ、言えるのはどのブログもその障碍に真正面から向き合い、ゆっくりとでも、その困難性を改善していこうとしていることがつづられている、ということです。

時に弱音を吐いていても、みなさんとてもまじめに、暖かく、人生を生きやすい方向へ持っていこうと努力してられるのです。

自閉症や発達障碍に関する経験が書かれたものを読んでいると、これらの障碍は本人と周囲の協力によって必ず良くなっていくのだ、という希望が伝わってきます。

もし今、自分自身が、または家族が、自閉症や発達障碍なのではないか…と悩んでいる人がおられたら、まずはその障碍と向き合って、確実に前に進んでおられる人たちのブログに目を通されることをお勧めします。

そこにある前向きな気持ちに、きっと望みを見いだせるはずです。


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気づいた時期から療育は始められる「赤ちゃん期から大人まで」

自閉症や発達障碍に気づいたら、障碍が子どもにありそうであれば、まずは相談をすることから始めて、早めに療育に進むことをお勧めします。

先にも述べましたが、発達障碍や自閉症というのは、本人と周囲の協力で、必ずや改善をしていくものなのです。気づいたのが赤ちゃん期であれば、そんなにラッキーなことはありません。

自閉症も発達障碍も、その程度によっては、適切な療育を受けることで就学までには周囲の子と変わらない行動や判断ができるようになるだけでなく、そもそもその障碍の持つ特性の「素晴らしい記憶力」などを活かして、子ども自身にとっておきの個性を持たせてやることができるかもしれません。

子どもの発達障碍をただ「生きにくいツラサ」にしてしまうか、「とっておきの個性」として伸ばせるかは、気づいた親が、しっかりと療育に向き合えるかどうかにかかっているのです。

また、すでに大人になっていて、発達障碍を見過ごされてきてしまった人は、今が生きにくい状況にあるのであれば、早急に専門家を訪ねてみてください。

2次障碍すら起きてしまっているかもしれない状況では、そのツラサの一つを、薬で取り除けることすらあるのです。気づいて放っておく時間が長いほど、辛い時間も長くなります。とにかく、気づいてからの早めの対処が、これらの困難には大変重要なのです。